2008年7月21日月曜日

第13回「フォーカシングの基礎を学ぶ」WS終了と新聞記事「スポーツとこころと健康」のご紹介


ABCフォーカシング・センターの第13回「フォーカシングの基礎を学ぶ」WSが昨日終了いたしました。
参加してくださった皆さま 本当に有難うございました。ご無事にお帰りになったこと祈っています。幸い本日はお休みなので ゆっくりできることを祈っています。

全日程で4日間 土曜日・日曜日と二回続けてお休みを返上してのご参加にはその期待感と熱意を感じました。遠路のかたもいらして本当にお疲れ様でした。そして有難うございました。私どもも皆さまと共にいろいろな気づきを頂きそしてとても楽しくすることができました。

ABCフォーカシング・センターでは フォーカシングを楽しく、そして日常生活に生かしていかれるように工夫しながらやってまいりました。一通りのフォーカシングの学習の基礎を押さえてから、どのようにフォーカシングを使えるか、主に3日目、4日目に、自分たちで体験しながらのワークをしております。
 
ABCフォーカシング・センターのスタッフは、心理職の他に他種の職業をもっているフォーカシング・トレイナーがまじっておりますので、フォーカシングをいかに自分たちの職場に取り入れて生かすかのエッセンスを理解している人たちです。

どうぞ 皆さまも 日々の生活の中で、フォーカシングを活用されるように願っております。

たまたま 今朝の新聞(読売新聞)に 宣伝を交えた こんな記事が載っていました。
白鴎大学 女性学フォーラムin 青山 「スポーツと健康とこころ」です。
フォーカシングとあまりにも共通点があるので 簡単に概要を記します。

パネリストは、マラソンで有名なコーチの小出義雄さん、野球評論家の栗山秀樹さん、そしてバルセロナ・アトランタの五輪の体操選手だった山田美穂さん、それに基調講演が診療内科医の海原純子さんです。ストレスの多い現代社会の中で、どのようにこころの健康を保っていくかという話しです。

そのような方達の 意見の大体の趣旨は 大切なことが 適度な運動です。
からだを動かしましょうということが基本にありました。
からだを 動かせばこころも動くということです。
これはABCフォーカシング・センターで3日目にした”ボディーワーク”にもつながると思います。運動とフォーカシング(こころのメセージを聴く作業でした)

からだの状態がこころにも影響をあたえている しかし体の状態に気がついていない人々が多くいる。からだをないがしろにしている。というものです。

詳細は省きますが パネリスト達のご意見が あまりにも フォーカシング的なご意見だったので ちょっと 書きます。

海原: からだにたいして無意識に過ごしていることが多い、たまには自分のからだに対して少し振り返って ちょっとした気遣いをすると からだ は不思議とオーケーサインをだしてくれる。体とのコミュニケーションを上手にとりながら生きていくということが必要ですね。

山田: 自分に気づくということは実はとっても難しかったりしますね、やり方としては まず自分にとって今一番大切なものは何かをみつけること「実は私はこうだったんだ」と感じることが出来ます。

小出: あまり他人と比較しない。「自然体でいけよ」 その人にはその人のいいところがある それでいいと思うんです。

そんなことが書いてあります。いかがでしょうか、ABCフォーカシング・センターで学んだフォーカシングは、そんなことを見つける作業だったとも思います。

どうぞ お茶を飲んだり 好きな音楽を聴いたり 絵画を鑑賞したり 絵を描いたりされて、毎日を豊かにおすごしください。 お元気で!

また お会いする日まで  

2008年7月17日木曜日

JCFA主催 第4回「こどもとフォーカシング」(奈良)ワークショップ


ABCのスタッフがメンバーになっているJCFA(日本こどもフォーカシング・アソシエイツ)主催のワークショップのお知らせです。自分の子供心に優しく触れるワークショップ、お知り合いの方、ご興味のある方にもお知らせください。

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現在、子ども達が育つ環境は、決して安心できるものではなく、問題山積の状況にあります。そしてそのような中で、親は勿論、学校・幼稚園・保育所等の先生、カウンセラー等の援助職、その他子どもに関わっている方々にも、子どもの変化を前にして、どのように接していけばよいのかという戸惑いもあるように思われます。

私達JCFAでは、「子どもたちは、身体で感じられる実感(フェルトセンス)を通して、本来の″智慧″とつながり、自分を成長させることができます」という理念に基づき、活動をしております。子ども達は言語的にはまだ発達途上にありますから、子ども達とのフォーカシングでは、大人以上にフェルトセンスを通じたコミュニケーションが欠かせません。そのためには、私達大人が、子どもと同じ視点に立ち、子ども達の感じ方を体験的に理解する必要があります。

明日香は日本の古里です。夏のこの期間は観光客も殆ど無く、とても静かな雰囲気です。高松塚、石舞台、飛鳥大仏という遺跡に取り囲まれた静かな雰囲気の中で、自分自身と優しく関わり、自分のこどもごころを再発見するにも最高の場所です。その上でこども達とどうフォーカシング的にかかわるか、一緒に考えたり、体験したいと思っております。全ての人はなんらかの形でこどもとの関わりを持っておられると思います。Focusing with Childrenに興味を持たれる方全てに開かれたワークショップです。 

日本こどもフォーカシング・アソシエイツ
代 表 天羽和子
副代表 村山佳子
事務局長 松村太郎

主催者 : 日本こどもフォーカシング・アソシエイツ(JCFA)
開催日時 : 2008年8月9日(土)午後より~10日(日)一泊二日
開催場所 : 奈良県明日香村飛鳥寺研修会館
定  員 : 30名(定員になり次第締め切ります)
参加費  : 26,000円(宿泊料・研修費・食費(9日夜・10日朝・昼)を含む)
       (日本フォーカシング協会員は25,000円)

問合わせ/申込み:メールないしFAXにてお申し込み下さい。
松村太郎 FAX 0744-27-7328
     E-mail matumura@mxu.mesh.ne.jp

お申し込み時に、お名前、ご住所、電話番号、メールアドレスをお知らせください。

振 込 先 : 郵便貯金 記号14570  番号5698621

2008年7月13日日曜日

「第13回フォーカシングの基礎を学ぶ」WSの2日目


「第13回フォーカシングの基礎を学ぶ」ワークショップの2日目、朝の頭がクリアなうちにフォーカシングの理論を学習しました。前日にフォーカシング体験をしているので、理論がスーと入ってきましたという感想をいただきました。

次のクリアリング・ア・スペースでは、袋に入っているごちゃごちゃした物を机の上に取り出し、自分も「それ」も納得の行く場所に配置するというワーク。整頓して出来た空間が気持ちよく落ち着くという感想でした。次に実際に気になっていることや問題を書き出し、落ち着く場所を探しながらクレパスを使って色、形、絵で表現。描いてみると繋がりやまとまりが見えて、一つづつ取り組んでゆけば何とかなるかなと思えるようになったという感想がありました。

午後はフォーカシングの最も重要な基礎となる傾聴の練習。振り返りで、話し手の色を変えずに返すのは難しいという感想がありました。そうですね、ついこちら側(リスナー)の思いが優先してしまいそうになることがありますね。

続いて2人組になっての「セルフガイド」。枠組みのある中で、フォーカサー、リスナー体験をしていただきました。

ワークショップ終了後、遠方から来ていただいた方々は飛行機で、あるいは新幹線でそれぞれお帰りになりました。遠くから本当にありがとうございます。後半は1週間後です。参加者の皆様、1週間後にまたお会いしましょう!

2008年7月12日土曜日

「第13回フォーカシングの基礎を学ぶ」WSスタートしました


「第13回フォーカシングの基礎を学ぶ」のワークショップ4日間の初日がスタートしました。今回参加の方は東京のほか、鳥取、京都、新潟と遠方からきてくださっています。ありがとうございます。2週に分けてのプログラムで、東京との行き来に大変ですが4日間、がんばってください。

今の気分や感じを絵にして、それを皆さんとシェアーしながらの「フォーカシング的自己紹介」からスタートし、身体を動かしたり、音を使っての「フェルトセンスを感じる」ワークの後、「ガイドされてのフォーカシング体験」をしていただきました。フォーカシング体験中にドッドーンという大きな落雷と大雨があり、目を閉じて自分の身体と向き合っていた体験者がびっくりするという一幕もありました。終了後、水羊羹をいただきながらの振り返りで、「身体を信じることの心地よさを味わった」「おもしろい」「ガイドの言葉で展開した」などの感想をいただきました。

朝の緊張したお顔が、お帰りには、皆様和んだお顔になっていらっしゃいました。皆様のお顔の変化にスタッフ一同も嬉しく思っています。暑い最中ですが、あと3日間、どうぞよろしくお願いいたします。

2008年7月7日月曜日

第13回「フォーカシングの基礎を学ぶ」まだ間に合います



第13回「フォーカシングの基礎を学ぶ」の参加者枠にまだ余裕があります。

フォーカシングの基礎を学んで、フォーカシングを日常に取り入れ、落ち着いた日々を過ごされる一助としていただきたいと願いABCフォーカシング・センターを立ち上げ、今回13回目の「フォーカシングの基礎を学ぶ」のワークショップです。

参加御希望の方、ご連絡お待ちしております。

職場研修(2回目)



7月4日(金)朝方のすごい雷と雨で早起きをさせたれてしまった方もいらっしゃったでしょう?寝不足の上に日中の暑さで、しかも週末の金曜日ともなれば、どなたも「あーゆっくり休みたい」という気分ですよね。

この日は第2回目の職場研修でしたので「お茶とフォーカシング」と題するプログラムでスタートし、お疲れの皆様に、まずは中国茶を飲んでいただきました。

中国茶の道具もおままごとのようにかわいいもので、その「かわいさ」にほっとする安らぎを感じますよね。皆さん中国茶のお手前を近くで見るのは初めてのようで、興味津々の20個の目が輝いていました。すべての茶器を温め、紫砂の茶壺(ちゃふー)に鉄観音を入れ、熱湯を茶壺に注ぎ、蓋をし、その上からまたお湯を注ぐ。そんな様子を見ていただきながら、1煎目のお茶を聞香杯にいれ、上に茶杯をかぶせて皆さんのお手元にお配りしました。こぼさないように注意をしながら聞香杯のお茶を茶杯に移していただき、まずは聞香杯の香りをかいでいただきました。蘭の花のような甘くやさしい香りが疲れた身体を癒し、温かいお茶がのどから胃に届き、身体をめぐり、徐々に皆さんの疲れた身体全身を和ませてくれたようでした。

小さな茶杯に注意を向ける。どんな香りがするのだろう?どんな味がするのだろう?と集中するために、一口を大事に味わう。どうかな?とちょっと耳を傾ける、意識を寄せる、そんな行為が日常の中にたくさんあります。お茶やコーヒーを飲むとき、職場の仲間や子供たちと顔を合わせたとき、そんなときに、ちょっと立ち止まって自分の感じを聴く。身体がどんな感じがしているのかに耳を傾け、それを分かってあげる。それだけで、癒されたり、落ち着けたりするんですね。これができれば、フォーカシングしているということですね。

「お茶とフォーカシング」の後、身体の部分部分に注意を向けて「身体にご挨拶」をしてから2人のペアーになって「傾聴訓練」をしました。「傾聴訓練」で、聞き手として大事なところを繰り返すというのは出来ず「うん、うん」という相槌しか返せなかったという感想もありましたが、話し手としては、話をしっかり聴いてもらえると次から次へと話したくなった、しっかり聴いてもらえるというのは気持ちがいいという感想がありました。聴くことの大切さと難しさを感じていただきました。「聴くこと」の多いお仕事をされている皆様、今回の研修が少しでも皆様のお仕事に役立ちますように願っています。